2007年07月29日

監査法人による監査報告書と「マネジメントレター」

各組織の監査を行う際、その監査については監査法人等により監査報告書が提出されます。

監査法人が提出する監査報告書は、その組織に関する財務諸表について不適格な項目が認められなかったという会計基準に基づき、 適正に作成されている保証をしてくれるのが監査法人が提出する監査報告書です。

この監査法人が提出する監査報告書は、的確な財務管理が行われていれば、無限適正意見が表明されます。

しかしながら、監査法人が提出する監査報告書のほかに、「マネジメントレター」と呼ばれるものが提出される場合があります。

この「マネジメントレター」は監査法人が監査を行った結果、不適格な項目が認識された場合にその項目を抜粋するものですが、 企業等の責任者等はこの「マネジメントレター」については、非常に気を付けなければなりません。

監査法人による監査報告書には、不適格な項目がなければ上記の無限適正意見が表明されるのに対して、「マネジメントレター」については、 諸業務を管理するにあたり、その形態により様々な意見表明がつけられるからです。

監査法人による監査により監査報告書に無限適正意見が表明されている場合でも、「マネジメントレター」に記載されている内容により、 組織の責任者等には何らかの処分が科せられることが考えられます。

常日頃から、よりすぐれた業務の管理システムを考慮し、この「マネジメントレター」が提出される事を防ぐように注意する事が重要です。
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公認会計士・コンサルタント
藤本 敏郎


大手企業に10年間勤務後、公認会計士としてコンサルタント業務に従事。