2007年07月27日

監査法人の低い監査報酬について

監査法人などの監査報酬はなぜ低いのかという声が聞かれます。

1つの説として、各企業について監査法人などが交代する際は、様々なテストを行う為、 通常より監査に関する手続きを多く必要としているのに、監査法人などの交代後に監査報酬が増収となった監査法人は、 約37%に過ぎないといわれます。

この監査報酬が増収できない最も多い事例には、4大監査法人から4大監査法人へ担当が代わる事例だといわれています。

上記の事例は「Low Balling(ロー・ボーリング)のデメリットは否めない」といわれますが、このロー・ボーリングとは、 契約後にその契約の延長や新規取引の獲得を前提に、相場より低い監査報酬で初めの契約を取り付ける事を指しているようです。

監査法人などが行う監査についての考え方としては、低い監査報酬で取り付けた契約に対して、 次年度以降の監査業務などで無理に資金調達を行う事になり、監査法人など監査人の独立した立場の払拭が懸念され、 監査法人などが行う監査自体の質の低下につながる事が考えられています。

監査法人などは会計に関わるリーダー的存在として、上記の監査報酬の問題に真剣に向き合う事が求められているようです。
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公認会計士・コンサルタント
藤本 敏郎


大手企業に10年間勤務後、公認会計士としてコンサルタント業務に従事。